2018年12月15日
石臼の目立ての話でも(博物館2号機)その1
依頼のあった石臼の目立ての話でも 。
今日は2時間ほど時間が空いて、 さて、何しよう、、 中途半端な時間じゃぁ何もする気が起きない 。
そうだ、一ヶ月ぐらい前に電話があった博物館にでも行ってくるか。
そう、
一昨年につづいて、博物館の方から石臼の目立ての依頼があり、
学芸員さんから、「 一昨年と同じ条件でいいですか? 」 相談をうけ、
条件て確か、破格で引き受けたような、、、
オイラ、稼ぎが悪くて税金をあまり納めていないので、ここは勤労奉仕と、
それから石臼をグルグル回してる児童のみんなの笑顔を想像しながら、ここは一つ頑張んないと!!
なんて、そんなことはちっとも考えてなくて、
それよか、この子をどうやってかまって遊んでやろうかなぁ〜 !?

< ↑ウチに連れてきた子です 。>
納期は一月の中頃だとのことだが、たぶん間に合わないだろうから、その前に代替の子を持って行こうかなぁ 。
今日は2時間ほど時間が空いて、 さて、何しよう、、 中途半端な時間じゃぁ何もする気が起きない 。
そうだ、一ヶ月ぐらい前に電話があった博物館にでも行ってくるか。
そう、
一昨年につづいて、博物館の方から石臼の目立ての依頼があり、
学芸員さんから、「 一昨年と同じ条件でいいですか? 」 相談をうけ、
条件て確か、破格で引き受けたような、、、
オイラ、稼ぎが悪くて税金をあまり納めていないので、ここは勤労奉仕と、
それから石臼をグルグル回してる児童のみんなの笑顔を想像しながら、ここは一つ頑張んないと!!
なんて、そんなことはちっとも考えてなくて、
それよか、この子をどうやってかまって遊んでやろうかなぁ〜 !?


< ↑ウチに連れてきた子です 。>
納期は一月の中頃だとのことだが、たぶん間に合わないだろうから、その前に代替の子を持って行こうかなぁ 。
2018年09月28日
オイラの石臼 大活躍 !
石臼のレンタル依頼がボチボチあり、( 今年3回目 )
今回、奈良県のイベントへの貸し出し依頼があり、
日記のネタに困っいるオイラ、「 イベントの内容と雰囲気の写真ください。」お願いしたところ、
山口さま
お世話になっております。
石臼、ありがとうございました。
お天気にも恵まれて、イベントも大盛況でした。
奈良公園で開催された食の祭典、シェフェスタにて
食べる学校というワークショップで活用させて頂きました。
写真を添付させて頂きます。
親子を中心に、整理券時点で満了するほど、好評なワークショップとなりました。
素敵な会になりまして、重ねて御礼申し上げます!
〇〇〇〇



オイラの石臼、大人気 大活躍 した ? ようです 。
石臼のレンタルご希望の方、ページ右の 『 オーナーへメッセイジ 』 より。
2018年08月23日
コーヒー臼 その4
今日の午前中、依頼主の方にお越しいただき、 完成したコーヒー石臼で、コーヒーを試挽き 。

う〜ん 、、、 ダメだ 。
臼の中でコーヒーのお豆が空回り、 挽けないのだ。
原因はすぐに特定、 臼の含みが多すぎたせいだ 。
すぐさま上臼の含みを取り直し、

↑ 含みはほんのわずか 、
また目立てをして、
夕方、また依頼主の方においでいただき、再度試挽き 。
うん、 挽けている !

ってことで、コーヒー石臼は嫁いでいった 。
おしまい 。
2018年08月21日
2018年08月20日
コーヒー臼 その2
何ヶ月か前に、お客さんに何となく頼まれたコーヒー臼作らないと 。
本来であれば石材用旋盤( ジムカッター )で石をグルグル回しながら石を丸く円柱に丸めるのだが、

遊びで作るので、あまり手間はかけたくない、ってことで、 石材用ボール盤( ボーリング )にて 。
こんなに大きな丸を抜くのは久しぶり、 直径は175mmφ

う〜ん 、、 出来が悪い 、、、 デコボコしてる 。
仕方ないので、グラインダーでそれとなし直して、 軽く艶出し ♯400まで研磨して 、

色々加工して、

含みも取って、
さて、目立てだが、ここは横着をして〇〇仕上げに 、

まずはCADで目立てのパターンを製図して、
はい、 目立て完了 !
( ※ もう一度言うけど、 なんのこだわりもない目のパターンなので、絶対参考にしないで !! )
お盆に不摂生をしたのか? 足が痛い、、、 今日はここまで 。
2018年05月13日
コーヒー用臼を
石臼で挽いたコーヒーを飲みたいと夢見る方のために、コーヒー用の臼を作って遊ぼうと思うのだが、
なんせオイラ、世の中で一番美味しいコーヒーは、セブンイレブンの機械が挽いてくれるやつなので、コーヒーの知識なんてあるはずもなく、
さて、こんな時にはネットを流して情報収集でも。

えぇ!! 中国製の何を挽く石臼なのかは判らないが、送料込みで 4,812円 !! (税別) 安すぎる〜
この値段を見ると作る気失せる、 これを買って、目立てし直して、「 オイラが作りました 」 ってことにしようか、
いゃ、それはウソになるので、 「 いろいろあって、買ったものをカスタマイズしました 」 ってことにしようか、
それもウソっぽいなぁ
そう、 オイラが思い描いているコーヒー臼は、
・ 含みがない ( 穀物よりも粗く挽きたいってのと、臼の中に挽き残りがないように)
・ 臼の径が小さいく軽い ( 粗く挽くために )
・ 副溝の幅が広い ( 粗く挽くために )
・ 目立ての加工精度が悪い( 粗く挽くために )
・ すり合わせが適当 ( 粗く挽くために )
だと思っていて、 なので、上記の中国製の臼がベストではないかと思うのだが、、、
< あくまでオイラが勝手に思ってることで、 間違ってたらごめんなさい >
それよか、コーヒーを自分で挽いて飲むなんてお方は、オシャンティーなお方だと思うので、
なので、石臼の性能なんかよりも、形状がカッコいい方がいいのかな ??
そういえば、『 コーヒー 臼 』 検索して情報収集してたんだ 、 まぁいいや、今日はここまで、
つづく 。
2018年05月06日
製粉事業部 なんとなく営業中 。
あっ、 なんか書かなきゃ !
日記を書くのがとても面倒、 だが今更やめられない 、
さて、今日もグダグダ書きます 。
山口石材店 『 製粉事業部 』 なんとなく営業中 。
営業といっても、お金をいただいてないので、たまに依頼があった時に趣味で石臼を回してるだけなのだが、、、
今年もKさんから蕎麦を挽いてくれとの依頼があり、毎年5Kg程度挽いていたような気がしていたのだが、今年は9Kgもの原料がやってきた。
昨年、シャバでは不作だった蕎麦だが、Kさんの畑では豊作だったのだろうか!?

信州大学農学部で生まれた、『 信濃2号 』 という、品種 だったような? 通常の蕎麦の実より格段に粒がデカイ 。
オイラの手作りマシン 『 電動石臼製粉機ヤマグチ一号 』 もまたまた改造、
玄蕎麦を挽くと、臼からペチャンコになった殻が 『 ピョッコリ 』 それは それは 元気良く飛び出してきて、
なんせペチャンコなので自然落下せずに殻が 飛行 して、( 良く飛ぶ殻は、30cm以上飛ぶ )ステンレスの粉受けより飛び出してしまう、

なので、急ごしらえで画用紙にて粉受けをカサ上げ 。

供給機の口をフルオープン、 玄蕎麦を大量に臼に投入して、まずは粗挽き、
フルイで殻だけを取り除き、その後ゆっくりと二度挽き、
それを60目のフルイにかけて、そば粉の完成 !
< 写真はない >
そう、今回、Kさんとお会いできず、挽いてない信濃2号を1kgと、 お米の発酵したお汁を一升と、 お気持ちを頂戴したのだが、直接お礼が言えず 、
「 Kさん、 ありがとうございました 。」
そう、今朝、近所の人が、「 石臼でコーヒーを挽きたい 」 なんて話てたので、 ここはひとつ面倒くさがらず、今度コーヒー挽いて遊ぼうと思う 。
2017年04月09日
CMに
何年前だったか、オイラが作製した石臼がセブンイレブンのCMに使われたことがあり、
2ヶ月ほど前、またCM制作会社から石臼貸し出しの依頼が。
先日、なにげにテレビを見てたら、オイラの石臼が一瞬映った。
そこでネットでCMの動画を見てみると、

うん、 いい感じ粉が出てる! ちゃんと仕事してる!!
明日のお昼は、セブンイレブンの ざる蕎麦 を食べよう ♪
2017年01月26日
学校できな粉を挽く
小学校から、「 きな粉を挽きたいから臼を貸して欲しい 」 との依頼があり、
数日前、臼を持って行ったところ、指導者付きでお願いってことになり、
先日、2年◯組の5時間目の授業に行って来ました。
児童から、「 この石臼、ヤマグチさんが作ったの ? どうやって作ったの? 臼が作れるなんて スゴイ ! 」
なんて言われれば、オイラ、悪い気はしないぜ ! ( 照れるが、素直に嬉しい )
大豆はクラスで栽培 収穫したものを先生が煎ったもので、煎りが絶妙、臼の中で詰まることなく、いい感じのきな粉が ♪
それにしても、挽きたてはいい香りがするなぁ。

昔の人は毎日 々 苦労して穀物を挽いてたんだぞ ! ってことは伝わったのかな ?
楽しかった〜 呼んでくれて、 ありがとう 。
2016年05月05日
石臼のメンテナンスⅢ その3
え〜っ と、
今日は、こどもの日でイベントをしている最中の博物館に、先日目立てをし直した石臼を納品。
本来、試挽きをして、オイラが納得してから納品するのだが、 今回は博物館さまにて、大豆を試し挽き。

< 大人が寄って集ってグルグル試挽き >
うん、 まぁまぁいい粉がでてる、
だがこれ以上粉の粒子が細かいと臼の溝の中で固まって、溝から出てこなくなってしまうので、ギリギリのところでいい感じ ♡
上臼の厚さ5寸、直径 尺一寸の臼は、子供がグルグルするには重たすぎるだろうが、
『 昔の人はこんなに苦労して粉を挽いたんだ 』 ってことで 。
おわり
2016年05月02日
石臼のメンテナンスⅢ その2
昨日、『 石臼のメンテナンスⅢ その1 』 と 題した日記を書いたのだが、どういう訳か消えてしまった、
今日はその続きの話。
先日、博物館から預かった臼の上臼、

赤線部分が高い、
原料を入れると上臼が浮き上がり、子供の力でも軽く回すことができるが、いい粉にはならない、
ここからが今日の作業、(昨日から)


上臼の芯穴を埋める、
中心がとてもズレてるので、軸を新調することにした。
< 臼を回す時、取っ手方向に力がかかり、中心からズレて穴が大きくなってしまったのだ。 >

下臼の木の軸にφ20×45mm 穴あけ。

上臼の勾配を取り直し、今までの溝が無くなりツルツルに、 (下臼も勾配を取り直したが、写真が無い) 中心にφ20mmの軸穴空け。


臼の主溝は6分割、その型紙をプロッタで作れば楽チンだわぁ!

目立てをして、 下臼の下場に回り止めの溝と、取っ手を付けて、新たな軸を取付けて、

完成!!
今回は擦り合わせをしていない、石が軟らかいので、使っているうちに擦り合わせが取れるだろうから。
そう、 試挽きをしないとなぁ。。。
2016年02月15日
蕎麦を挽くまでの話
先日、
『 蕎麦を挽きたい 』 って方の原料を、スーパーの袋で2袋分預かる。

茎、葉が混じってないので、唐箕(とうみ)はかけてあるようだが、 う〜ん、 ホコリっぽいなぁ、

預かって一時間後、『 さっき持って行った原料は、洗ってないから 』 との電話をいただき、
そうだろうなぁ、 これは一手間かけなきゃなぁ、 ってことで、

お米のコンバイン袋に原料を入れて、約20分間 モミモミ、 蕎麦の 『 磨き 』 作業。

原料より目の細かいフルイをかけたところ、

ホコリがてんこ盛り、 おぉ〜 バッチぃもんだなぁ。

それでも多少、茎 葉 が混じってるから、原料よりも目の粗いフルイもかけてみる、

石ころが 2つ 出てきた!
このうちの1つは、今からたぶん2億年ぐらい前の太平洋で、石英やケイ酸質の殻をもつケイ藻や放散虫の死がいが堆積して固まってできた、硬度7と非常に硬い石 『 チャート 』 、
こんなのを臼で挽いた日にゃぁ、石臼と動力のモーターが 怪我をするどころか、死亡するに違いない!
おぉ〜 怖い〜
そこで、『 石抜き 』 作業をしなければならないのだが、
石抜き機を持っていないので、
< 石抜き機とは 字の通り、石と蕎麦を選別する機械である。 詳細は 『 石抜き機 』 検索 >
ここは自力で石抜き、
歳のせいか、体中の体液が枯れてきているのを実感してるオイラ、
現在ドライアイで、眼科に通院中の我が目にムチを振り、
目視で石抜き作業を数十分、
しかし、1個も発見できず、 不安だわぁ。。。
そう、 現在、『 電動石臼製粉機ヤマグチ1号 』 供給機の改良作業中につき、
この預かった蕎麦を挽くのはもう少し向こうになりそうだ。
2015年11月25日
電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 メンテ その4
電動茶臼製粉機ヤマグチ1号のメンテナンスの話はとりあえず今回で最終回、
ここ3週間程の作業をサクッと紹介。

これはいい♡ ダイソーでMDF材を20枚購入、
オイラの長年の DAISO 経験から、 いいものは200円に値上げの可能性大なので、ここは思い切って大量購入!!

< MDFとは 木材を繊維状にして、接着剤などを配合してボード状に成型した「繊維板」である >
それを、 切って 穴空けて 貼付けて いゃぁ、 とても加工が楽な素材だわぁ〜

↑ こんな感じ、 改造途中の『 電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 』 の、上部フレームを作ってみた。

前にサイズを間違った部品を再度3Dプリンターで作り直し、入れてみた。 おぉ、ピッタリ ♪

タタキとエアーハンマーで臼先端の溝を加工して、

それから臼の擦り合わせをして、

煎茶で試挽きをしてみたが、 イマイチ 、 、 、
臼の溝を特殊加工、臼の中心まで主溝を彫り込んでいなかったのが原因、

なのでそこを手直し 。

再度試挽き、
うん、『 電動茶臼製粉機ヤマグチ2号 』よりもいい感じの粉が出てる ♪
石工職人ヤマグチ、茶臼の目立ても完璧に極めた!!

そう、オーナーさんの希望で、原料の入れ物を取り外しできる仕組みに。

改造前

改造後
石臼中心を原料供給としたので、高さを低く抑えることができた。

矢印 部分に、重りとして40mm厚の石を乗っける予定で、
その石を円柱に加工するのが面倒だったので、遠く海の向こうの職人さんに頼んであるのだが、
いいお粉が出てるから、まあいいや、
これで完成 !!
そう言えば、これを預かって5ヶ月間、オーナーさんからなんの連絡もないなぁ。
なのでオイラから連絡するのもなんだかなぁ、、、
『 お〜い オーナーさ〜ん 出来上がってるからね〜 』
2015年11月24日
ドングリ挽き
『 ドングリ挽き 』 とは、
殻が付いた玄蕎麦がドングリに似てるからってだけで、山に落ちてる本物のドングリは挽いてないです。
先日、知人に 『 原料ちょうだいよ 』 図々しくもお願いしてみたら、
今はあげられるのはこれだけだなぁ、

↑ とても出所がいい殻付きの玄蕎麦(ドングリ)を2kg弱いただきました 。
さて、 わずか半坪の 『 山口石材店製粉事業部 』 久しぶりに事業再開!! 。
製粉事業部って、いい響きだなぁ〜

↑ ポンコツ機械『 石臼製粉機ヤマグチ1号 』だが、

そこに乗っかってるこの臼は、原料が玄蕎麦だろうが、丸抜きだろうが、お米だろうが、とても良く挽ける優秀な子で、
更には時間当たり600gと、時間をかけて挽いた超高級お粉の行き先は、
いつか伴に蕎麦店を開こうと勝手に夢見てる友人のもとに。
そう、
少量だけ蕎麦を挽きたいって方がいましたら、『 石臼製粉機ヤマグチ1号 』 是非お使いください。
2015年10月04日
電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 メンテ その3
『 電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 』 のメンテナンスの続きでも。

茶臼の上臼の中心に穴を貫通させて、それから茶葉が通り抜ける穴を4カ所空け、
先日、3Dプリンターにて作成した部品を組んでみたが、

あれ? 穴に対してブカブカじゃんか、 穴あけの寸法間違った、
30Φmmで空けなければいけなかったのだが、35mmで空けてしまい、
だが、穴が大きい方が、茶葉が上手いこと臼に送られるだろうから、結果オーライ !

穴にあったサイズの部品を3Dプリンターで作り直し、
今日はここまで、
今後の作業としては、
タタキで細かい部分の目立てをして、
上臼が軽すぎるので30mm〜厚の石を円柱に加工して貼付け、
それから機械上部のフレームを新規で作り、
そうなると、供給機自体も作り直しになり、
完成までほど遠いなぁ。
普段であれば、仕事(本業は墓石の方を生業にしてます)そっちのけで改造を楽しむのだが、
う〜ん、 どうしたもんか、 まったくやる気が出ない、
いい顔したいからって安請け合いしちまって、失敗したぁ。
こんな時は、改造作業 しばらく中断 !!
何年かかるか、、、 いつか完成すればいいや。
2015年09月27日
電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 メンテ その2
精密加工て溝を彫ってみた!
それから、タタキで目立てをせず、かわりに石の表面を荒らすために臼全体にもブラスト加工を施し、

臼の先端部分は、やはり手加工で仕上げなきゃダメだなぁ。
う〜ん、 ブラストでの目立ては、 成功なのか ? 失敗なのか ?
それと、

茶葉を臼の中心から供給する部品の作成、

半年前オイラの自慢だったおもちゃ、『 3Dプリンター 』 を、半年ぶりに動かしたが、
使い方忘れてるわぁ 。 。 。
つづく 。
2015年09月23日
電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 メンテ その1
昨年嫁いだ 『 電動茶臼製粉機ヤマグチ1号 』 が 数ヶ月前、茶葉の供給部品が折れたのだが、本業が忙しく、すぐには直せないからってことで、
1号機の改良バージョンである 『 電動茶臼製粉機ヤマグチ2号 』 を 代わりに貸し出したところ、
2号機がとても優秀で、2号機に習い1号を改造してくれってことになり、

1号機が里帰りをして数ヶ月経つも、 う〜ん、 まったく改造する気が起きず、、、
だが、優秀な2号機が人質としてとられている以上、 さてと、 重たい腰をあげて作業開始 !!
そう、1号機と2号機の違いはなにか、それは、
2号機は、臼の中心から茶葉を供給するが、
1号機は、中心からズレたところから供給するようになっている。
それと機構上、2号機は高さを低く抑えられる利点もある 。


< ↑ 2号機の上臼 >
はじめに、上臼のもの入れの穴を同じ石でふさぎ、( 接着剤は使わずに )

それから、上臼 下臼 ともに、現在彫ってある溝をすべて削り、上臼の含みを若干取って、
で、
お墓の図面を引いてるCAD「 Vectorworks 」にて、臼の溝のデータを作成し、

今日はここまで 。
2015年09月19日
石臼加工ってのは
しんどいわぁ〜

この姿勢で作業するのは、30分がやっと。
何をしてるのか、
それは、

石臼の目を15mm間隔にアーチ状に加工。
休憩をとりながら一日作業をすも、明くる日 いゃ、 歳のせいか数日後に、
太ももの裏、背中、腰、肩、 etc とにかく体中がとても痛くなり、
さらに、頭が低い位置なので、背筋を伸ばすたびに立ちくらみでクラクラ 。
いゃぁ〜 しんどい

そう、よくしたことに、オイラの体はとても軟らかく、前屈で手のひらが簡単に地面に着く、
前屈みの姿勢での石臼加工に適した体なのだ。
ん ん ・ ・ ・ ?
↑ この写真を見て思ったのだが、オイラは体が軟らかいんじゃなくて、胴が長いのか ?
まぁ、どっちでもいいや 。
石臼加工に適しているであろう体に産んでくれた親にとりあえず感謝 。
2015年01月18日
悪魔の箱

先日購入した、↑ これ 『 ダヴィンチ1.0 』 だが、
オイラは断言する、 こいつ 3Dプリンターは 『 悪魔の箱 』 だと 。
なぜなら、こいつで殺傷能力のあるピストルをも製造できるからだ。
それに、こいつがもう少し性能が上がり世の中に蔓延れば、オイラみたいな職人なんて必要なくなるし、
製造業も衰退するだろう たぶん。
どっかの小綺麗なオフィスで、デザイナーさんがチチョイと引いた図面をダウンロードしてきて、
悪魔の箱でプリントアウトすれば、 『 はい、製品の出来上がりです! 』 なんてことになる。
そうなると物も売れず、物流業界も大変になる だろう。
それから、ips細胞や、自分の細胞を培養して、この箱で臓器をプリントアウトすれば、
金持ちが不死身の体を手に入れることになる かもしれない。
あぁ〜 怖い、、、
なんて恐ろしいモノをオイラは買ってしまったのか。。。
2015年01月06日
大豆用(きな粉用)石臼
数年前に作成した、手引き石臼ヤマグチ1〜3号であるが、
1号機は気立ても良く、相手先に気に入られ、一昨年末に嫁ぎ、
2号機はあちこちで人気者、蕎麦を挽きたいとの要請に、出張を繰り返し、
3号機はといえば、 ↓ こんな感じ、

あまりに出来の悪い子で、下臼の勾配を取り直したまま、3年の時が経ち、
ここへきて 『 大豆を挽きたい 』 といった話が2件あり、
そのうち1件は、我が息子 小学2年の ビッキーのクラスで大豆を栽培し、
その後、大豆から作られる食べ物は何か? といった授業で、 『 きな粉 』 なんて話が出たらしく、
そこでビッキーが 「 ウチに石臼あるぜ 」 ってなことを言ったらしく、
学校へ貸し出すことが決定。
そう、昨年フジテレビの番組制作会社から、福島の子供が大豆を挽きたいから貸してくれ といった話もあったが、
忙しい時期だったので、「 ウチの臼は蕎麦専用なので、大豆を挽くと詰まるからお貸し出来ない 」 お断りしたのだが、
なんせ今は暇な時期、出来の悪い3号機を大豆用にカスタマイズすることに。
臼の事が最近少し解ってきた石工職人ヤマグチ、机上の空論ではあるが、大豆用の目立ては頭の中にある、
さて、約2時間 臼をかまい、

↑下臼はこんな感じ、
見た目は蕎麦用と変わりないが、チョイと特殊な目立て加工をしてあるのだ。

スーパーで煎り大豆を買ってきて、 試挽きでも。
男のオイラでも臼を回すに一苦労、 だが、いい感じに出てくる、
さて、上臼 Open !

違いのわかる方はこの写真で、蕎麦用と大豆用の目立ての違いがわかると思う。
今日も楽しく石臼で遊んでる石工職人ヤマグチ、
本業はお墓を建てて、ご飯を食べてます。