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長野市にて山口石材店を営む石工職人、
なんちゃって彫刻作家として活動。
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2018年12月29日

今年買って良かったものランキング

  
  
  
  
ユーチューバーがこの時期にこぞってやってる、今年買ったものランキングを、オイラも真似してやってみる 。


今年買って良かったものランキングから、





第4位 ランダムサンダー
(メーカーわからない、中国メーカー?)



木材をかまうことがあって、マキタ製の1万円オーバーのと、五千円未満のこれと買う時に迷ったが、オイラ 石や だしなぁ ってことで、安いこれを購入。
思いのほか良い仕事をしてくれる機械だった。





第3位 ハンマードリル 
(日立工機 マルチボルト 36v コードレスロータリーハンマードリル)



写真の下のモノ 。 現場で石に穴を開ける場合、発電機とドリルを持って行かなければいけないのだが、これはバッテリー式なので発電機が不要。
現場で一つ二つ穴あけをする仕事が続いたため、買ってみた。 電源に困らない工場でもこれを使っている。

これの購入経緯はこちら





第2位 ディスクグラインダー 
(日立工機 マルチボルト 36v コードレスディスクグラインダ)



36vのバッテリーで、100vのコード式と変わらないパワーがあって、持った感じもしっくりして、 ハンマードリルと同じく、工場での普段使いもしている。

これの購入経緯はこちら





栄えある今年の 第1位 は  こちら 

世の中に数ある商品の中、こんなに感動したものは他にない 。









続いては残念ランキング、






3位コンクリートバイブレーター
(マキタ 18V Li-ionシリーズ)



生コン打設時に使う道具、やはり現場に発電機を持っていくのが面倒ってことで買ったが、100Vのものに比べ振動が弱いのが残念 。





2位 掃除機 
(マキタ 18V Li-ionシリーズ)



ちまたで評判のいいマキタの掃除機だが、オイラ掃除嫌いなのであまり活躍できずにいる。





1位 カッティングプロッタ
(グラフテック  CE6000-40 中古品)



これに関しては、あまり話したくない、   はっきり言うと、使っていない。

これの購入経緯はこちら









そう、今日、良かったものランキング1位を、




箱買いしてしまった。











では、    よいお年をお迎えください  。




  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 22:18Comments(0)ものづくりのはなし

2018年12月24日

石臼のリノベーション






先日博物館から連れてきた子 だが、 時にかまう気になれず、、、




この子ではないのだが、数年前の長野県神城断層地震で、庭灯篭が倒れたから直してくれって依頼のあったお宅の庭にあった、古い石臼を頂いたことがあって、

それを時間のある時に少しづつリノベーションしてて、 ( なんとなく作業してたので、工程写真がない )

そう、この子を博物館の代替にと思い、先日、最後の作業の目立をし、完成 ! 

させたのだが、、、  実際にきな粉を挽いたところ まったく挽けないダメな子で、





< ↑ ダメな子  >

なんでダメかといえば、横着をして見立て作業を、ダイヤモンドカッターで切り込みを入れただけだったので、、、




なので今日、副溝を、





こんな感じに加工 。



そして試挽き、
 




うん、いい感じ挽ける!!  ( スーパーで売ってる煎り大豆、だいぶ前に買った賞味期限の切れたものを挽いた )



これは善光寺の敷石にも使われている、 『 ゴウロ石 』 っていう安山岩 、
 
いゃぁ〜 シブくて カッコイイ〜    例えるなら、下町ロケット 財前部長の吉川晃司   

     キャ〜  晃司♡  キスに撃たれて眠りたいぜ oh yeah ! ♪ 



そうそう、リノベーションは新規で作るのと手間は変わらない、  オイラ、何やってるんだろう、お金にならないのに、、、  



さて、代替として持って行かなきゃ。




  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 22:15Comments(0)石臼のはなし

2018年12月15日

石臼の目立ての話でも(博物館2号機)その1

依頼のあった石臼の目立ての話でも 。  
  
  


今日は2時間ほど時間が空いて、 さて、何しよう、、  中途半端な時間じゃぁ何もする気が起きない 。

そうだ、一ヶ月ぐらい前に電話があった博物館にでも行ってくるか。





そう、

一昨年につづいて、博物館の方から石臼の目立ての依頼があり、

学芸員さんから、「 一昨年と同じ条件でいいですか? 」 相談をうけ、

条件て確か、破格で引き受けたような、、、


オイラ、稼ぎが悪くて税金をあまり納めていないので、ここは勤労奉仕と、

それから石臼をグルグル回してる児童のみんなの笑顔を想像しながら、ここは一つ頑張んないと!!

なんて、そんなことはちっとも考えてなくて、


それよか、この子をどうやってかまって遊んでやろうかなぁ〜 !?

  



< ↑ウチに連れてきた子です 。>


納期は一月の中頃だとのことだが、たぶん間に合わないだろうから、その前に代替の子を持って行こうかなぁ  。


  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:34Comments(0)石臼のはなし

2018年12月05日

重たい石を寝かせる話


 
 
えーっと、  

石屋ってのは重たい石を どうのこうの する仕事でして、、、




2.5トン弱の重さの石を起こしたのはいいが、  いゃぁ〜  寝かせるのが怖くて、、、

石を起こすのが危険度 2 だとすると、 寝かせるのは 8 とか 9 とか 、 とにかく怖くて 。







倒れる瞬間に、クレーンのワイヤーが緩んでいたら、万有引力により石は一気に倒れ、クレーンが大破する。

なので、上図のように、石の片側を、石の重心が倒れるギリギリまで上げながら、 方や倒れないようにクレーンのワイヤーを張るという、

とても神経の使う、生きた心地がしない作業なのだ。






現在では石を持ち上げるに ↑ こんな感じの、油圧で上がる『爪ジャッキ』 が支流なのだが、




今回、使ったジャッキは、『箱ジャッキ』 





< ↑ 箱ジャッキ  この写真はネットからお借りしてきた >


ガワタが木製って、いつの時代のジャッキだ? 戦前とか? ハンドルをグルグル回すと持ち上がる、機械式のジャッキで、 

『ガワタ』 って漢字が解らなかったので調べたら、 ガワタ は長野の方言だった。

これは10年以上前、怪しげな骨董品店の前を通りかかった時に目について、10000円を5000円に負けてもらって手に入れたアンティーク品 、

こいつのスゴイのは、持ち上ストロークが400mmもあり、今回のような作業にはピッタリ 。








はい、 石が寝た。




今日の話は、  一応オイラって石屋なんだっていう、 本業の話でした。

  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 17:43Comments(0)石屋のお仕事