プロフィール
石工職人ヤマグチ
石工職人ヤマグチ
長野市にて山口石材店を営む石工職人、
なんちゃって彫刻作家として活動。
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

2016年11月21日

今年も蕎麦時期がやってきた♪

  
  
  
石臼が回る石屋 山口石材店






わずか半坪の 山口石材店 製粉事業部では、今年も私的に食べる蕎麦の為だけに 『 電動石臼製粉機 ヤマグチ1号 』  回っています。



    








半月以上前に仕入れた新そばの丸抜き1500グラムを、2時間半かけて挽き、














これだけ時間をかければ、ふるいなんか必要ないのだが、108円で買ったざるで簡単にふるい、不純物を除去。





その粉を友人に渡して、待つこと3時間、








十割蕎麦となって我が家に、   そしてすぐさま茹でてその日の晩ご飯に、


< 写真はないが >


うん、  美味すぎる  〜    ♪    レイくん サンキュー    ♫




少量の蕎麦を製粉してみたい方がいましたら、  『 電動石臼製粉機 ヤマグチ1号 』  使ってやってください。











  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 07:54Comments(0)石のはなし

2016年11月16日

南極の石

 
 
 

少し前のこと、Fさんという方から  「 南極の石を拾ったので、それを加工して磨くにはいくらかかりますか? 」  という電話をいただき、

う〜ん、  いくらと聞かれても、、  石の大きさもわからなければ、機械で切削研磨ができるのかもわからないし、、、

とにかく、石を見ないとなんとも言えないと話をして、その日の夕方工場に来て頂くことに。



南極の石かぁ 、  どんな石だろう  、

だいぶ前に、今は無き近所の短期大学の玄関に、南極の石が展示してあったが、普通の花崗岩質の石だったなぁ、

そう、南極は氷に閉ざされていて人が近づけないってだけで、普通の陸地だからなぁ 。




それよか、石を持ってくる人は、南極観測船 しらせ に乗って、遥か遠く南極探検に行った、どこぞの大学教授様なのか?

でも電話でのお声は若かったから、教授の息子さん  とか ? 

はたまた、オイラの妄想は尽きず、ワクワクしながら待ってたところ、若いご夫婦がいらっしゃった、横綱白鵬のコブシほどの大きさの、緑色の石を持って。




オイラ    「 これが南極の石なの? 」 

Fさん    「 軟玉(なんぎょく)です 」  

オイラ    「         え  ・・・         」 



軟玉とは、  簡単に言うとヒスイの仲間、ヒスイより軟らかくてヒスイほど貴重ではない。


なんでも、軟玉は、南極ではなく、ヒスイの聖地 糸魚川 方面で拾ったとのこと、

川を流れ下り、ゴロゴロ丸くなったその石は、大小無数のキズ(ヒビ)が入り、加工は無理だなぁ、

研磨するにしても石の表面は結晶が死んでるから、表面を多く削ってからハンドポリッシャーで研磨するしかない、

オイラが石を削って磨きの下地を作り、それからFさんがハンドポリッシャーにて研磨、( 初めてにしてはいい手さばき )

石の中身は、緑色の透き通った、ヒスイにも劣らない綺麗な石だった。   < 写真は無い、  撮っとけばよかった >







先日のこと、

Fさんはまた、緑色の大きなお宝を持って工場にやってきた、

持ち上げてみると、普通の石より比重が重いので、何か入ってるだろうってことで、ワクワクしながら少しだけ磨いて中身を見てみると、  







う〜ん、     透き通っていない、、    微妙な、、、

『 玉 』  ではないようだが、オイラ的には気になるお宝でした 。






『 お宝探しは男のロマン 』  Fさん、今度オイラも糸魚川にお供させてください 。









 































  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:07Comments(2)石のはなし

2016年11月03日

現場にて

  
 
 


運搬車   ↑ 

お墓の現場で、土やら砕石やら重たい石を運んでくれる、頼もしい機械、

こいつはオイラが小学生の時にはあったので、30年選手の中年おじさんマシン、

重たいものを30年も運んでるので、チョイチョイくたびれているので、マメにメンテナンスをしているのだが 、



現場にて、

エンジンを始動し、クラッチを繋げるも、     んん?   数センチしか動かない、

なんでだ?  

いろいろやってみるも、どうやっても数センチしか動かない、

ギアーが入らない?  トランスミッションが壊れたか??

いゃ、ギヤーボックスに入るシャフト ( プーリー ) が回っていないから、ギヤーの関係ではなく、それ以前に問題があるに違いない、

機械のガワタを何枚か外したところ、  あら、やっぱり、  シャフトとプーリーを止めるネジがない、そしてその中にあるはずのマシンキーも無い。


『 いゃぁ〜 弱ったなぁ〜  』  口ではそう言いながらも、  内心では、お墓の仕事より大好きな  機械いじりができる ♡



その部分の部品を外して状況を見ると、シャフトが磨耗で痩せて、プーリの穴にブカブカ、 それらを新しくしなければいけないなぁ 、


そんなことより、今すぐ部品を調達してこなければ、今日の仕事ができないどころか、機械をウチに持って帰ることもできない。


さて、マシンキーはどこに売ってるのだろうか?

自動車整備工場にならあるだろうが、現場のそばに知ってる整備工場はないし、

そうだ、近くの金物屋さんは除雪機を売ってて、確か整備もしてたから、そこならあるに違いない 。



あった !

だが、7mm角×200mmと長いものを、必要な長さに自分で切って使うタイプのもので、お値段は結構高くて、    ざるそば大盛りに更に天ぷらが付けられる     値段、

金物屋さんで機械を借りて25mmの長さに切って、そしてワッシャーとボルトも購入。









直し終わり、ガワタを元の通り付けようとしたところ、





あら、   マシンキーが        ここに落ちてたわぁ  、   天ざるそばの大盛りが    。。。









マシンキー とは、



たかが  、  ↑  こんな部品 
  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 20:05Comments(0)石工職人のつぶやき