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長野市にて山口石材店を営む石工職人、
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2023年01月01日

小型石臼 電動化 その8

『  届いたよ  赤ふん飛脚  ありがとう  』    ヤマグチ心の俳句 (季語なし)

ってことで、 待ち焦がれたモーター 青いストライプのシャツのお兄さんが届けてくれました!

図面を引き作成した2号機に、 ビルドオン!  してからの  スイッチ オン !!


< どういうワケか、写真がUPされない またそのうちにでも >


500gの蕎麦のムキ実を1時間かけて製粉、


あ! モノタロウ って、 桃太郎からパロッたネーミングだったんだ!!  と、 今気づく 、 どうでもいいが、

そのモノタロウから温度を測る測定器を買って、製粉時のモーターの発熱を5分ごとに計測、

試作1号があまりにモーターが熱くなり、なので今回は計測することにしたしだい 。

モーターは100度以下までは大丈夫だと、ものづくり相談員さんが教えてくださったが、

え〜っと、1 時間回したモーターって、手で触れないぐらい熱っついんだけど、でも70度まで達していない、


発熱問題はたぶんクリアしたが、だがだがモーターの能力に疑問が残ったままなので、

ものづくり相談員さんにまたまた相談。


モーターの能力の計算式が書かれた資料を頂いたが、計算式が意味不明


(係者外秘の資料なのでお見せできず)


相談員さん方に手伝っていただき、臼の重量、初動時のトルク計測、ギアモーターの能力、その他数値を計算式に当てはめ、

うん、 このモーターで問題なし!

ってことで、小型石臼完成!!




< どういうワケか、写真がUPされない またそのうちにでも >




いゃぁ〜 楽しかったわぁ〜

でもでも、お小遣い結構使ったなぁ、、


約1年かけて遊びで作った小型石臼製粉機の話、     

これにておしまい 。

  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 22:52Comments(0)石のはなし

2021年06月29日

最近作ったもの 2 から学んだこと

  

先日書いた  『  最近作ったもの 2  』 





  ↑  こんなのを作って、 この石に惚れ込んでしまった ♡  って事を書いたのだが、

この石は いつどこで御生まれになり、どんなお方なんだ ?    寝るに寝れずに気になり、





そこで  『 長野県地学図鑑 』  で 調べてみた 。

この本は数年前、年下のイケメンさんから頂いたもので、オイラの地質の教科書の中の1冊 。(昭和55年発行)




ひん岩
安山岩とほぼ同じ成分を持つ半深成岩で斑状組織の岩石である。
斑晶は角せん石、輝石などでまれに石英を含むこともある。
色は一般的には灰緑色である。分布はあまり多くないが、
槍ヶ岳や穂高岳などは節理のの発達したひん岩からできている。
ひん岩はもともとは淡緑色だが、須坂市臥竜公園のひん岩は風化して灰褐色化し、
1mm程度の石英脈が貫入している。









岩脈と岩床
ひん岩は、たい積岩などに貫入しているものが多い。
上の写真は別所層を貫いたひん岩で、泥岩との接触部では泥岩が熱のために硬く変質し、
ひん岩の周辺部は急冷したために細粒となっている。
下は第三世紀の砂質泥岩層中の地層面に平行にはいり込んだ岩床である。





あ! この石だ!!


オイラが睨んだとおり、安山岩の半深成岩で間違いなかった、  学名は 『 ひん岩 』 って言うんだ、  


松本市の里山辺の石もひん岩か! 確かに緑色だ!!


今日もひとつ おりこうになった 。







  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 21:27Comments(0)石のはなし

2021年01月17日

鍛冶屋ヤマグチ

  


  
  
悪いテロリストから奪い取った濃縮ウランを

バケツの中で臨界状態にもっていき、1000℃以上の熱エネルギーが発生したところで、鉄の棒を投入!

( チョイと行き過ぎた冗談です、   世界から核のない平和が訪れますように ..:*・(uωu人)・*:..  )



そう、 数日前のオイラは、 「 鍛冶屋 」   石を加工するノミの修繕と作成 。

今は電動工具で石を加工することが主なので、ノミを使う機会がほとんどないが、

オイラのお仲間がノミ焼きをしたことがない とのことで、   ウチの工場でノミ焼き大会を開催した次第 。






火を付けたコークスを (コークスはなんなのか知らないが、石炭のクズ?) 送風機で煽り、

コークスの中に投入したノミ (鉄の丸棒) を十分に熱し、 鉄の先が真っ赤になったら、

『 鉄は熱いうちに打て 』 なんかのことわざのごとく、ハンマーでひっぱたき、

ことわざじゃないだろうがよく耳にする 『 鉄は叩けば叩くほど強くなる 』 を実践しながらノミの形に形成し、

最後に水で急激に冷やし、焼き入れをしてノミの完成となる。

なんで急激に冷やすと焼きが入って鉄が硬くなるのかは、オイラには理解できないが、

原子レベルで鉄と炭素との結びつきが どうのこうの  らしい 。



あと、 

ノミの材料は、鋼(はがね)がいい  らしい 。

鉄と鋼って、違うの ??


う〜ん 、 、 、  鍛冶仕事   奥が深そうです 。







< ↑ お仲間、   初のノミ焼きで丸棒からノミを作った、 鍛冶屋センスがあり過ぎ !! >
  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 11:48Comments(0)石のはなし

2020年12月06日

ブラ ヤマグチ  < 第1回 >

  







ハロ 〜 ハロ〜  お元気 〜 ?  今夜何してるの〜 ?  ♪

さぁ、 始まりました!  ヤマグチがブラブラして どうでもいい話題を日記に書く、

第1回目の今日は、  栃木県は大谷町で 『 ブラ ヤマグチ !! 』




遠出の帰りに立ち寄った 、




 
『 大谷石 』 の  採掘場 。

大谷石は主に、昭和30〜40年代 お金持ちの家の塀に使った石  であり、

最近ではこの石の特徴である耐火性から、ピザ窯 をよく目にする 。




< 当然ながら ここにもあった >



大谷石について説明しよう!

この石は 緑色凝灰岩 ( グリーンタフとも言う )  

2000万年前に大陸から日本列島が離れて、日本海ができて、その時海底で噴火して堆積したのが緑色凝灰岩、 

『 緑色凝灰岩 』 字のごとく薄緑色が特徴、

北は青森県 ぐらいから、 南は島根県 ぐらいまで ?  フォッサマグナに沿った付近にもあって、

オイラの住む近所では上田付近も緑色凝灰岩があったような、、、

( オイラの知識を書いてるので、 ウソっこ かも )



この大谷石の特徴は、 『 ミソ 』 と呼ばれる、
  




↑ この部分、 

色が濃く柔らかく風化しやすく、 この大谷石の風情をかもし出している 。

( オイラ的には どうでもいい石、 同じ緑色凝灰岩であれば、十和田石 か しゃくだに石 の方が好きだ )

そう、この特徴のある 『 ミソ 』 どうして出来たのか気になってたところ、

「 噴火時の溶岩弾が急激に冷えて固まった部分だ 」  S先生が教えてくれた。

なるほどね !   


 
ヤマグチがブラブラして どうでもいい話題を日記に書く 『 ブラ ヤマグチ  』

今回はなんの オチ もなく、 これにて 、





次回の 『 ブラ ヤマグチ  』 は、

日本を飛び出して、 『 グランドキャニオン で ブラ ヤマグチ 』 乞うご期待!!    しないでね 。










  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 16:20Comments(0)石のはなし

2020年03月19日

オイラの 石材用ゴムシート カッティングマシーンの 刃の話

 

  
サンドブラストで石に字を彫る時に使う、ゴムシート ( マスクするシート ) を切る、カッティングプロッタの問い合わせがここにきて何件かあり、

ご説明も面倒なので日記に書く。 ( たぶん前に書いたものと重複すると思うが )



オイラ、最初にM社のカッティングプロッタを買ったのだが、なんだかシックリこなくて、

シックリこない要因と言えば、M社のプロッタはできるだけ一筆で切ろうとして、細かい字の角が切れにくい。

( M社のプロッタは非常に高性能でいいんです、ただ、オイラの インチ キゴムシートカッティングには適さなかっただけです )


そこで、G社のカッティングプロッタを、ヤフオクでキティーちゃん30,000個分のお値段で手に入れ、現在使用していて、



さて、ここからいろいろややこしい、 オラ説明が下手くそなので、どう書いたら解りやすいかなぁ 。



昔、G社からブラスト用のゴムシートを切る刃を販売していたのだが、現在では薄物のカッティングシートを切る刃しかなくて、

しかも、刃先の角度が 60° と 45° と 鋭いものがなく、

(ちなみにサンドブラスト用のゴムシート切る刃は、23° だったかな?)

そこで中国のサイトから、G社純正品ではないが刃先が30°と鋭い刃を手に入れ、



使用するも、う〜ん、、、 切れてはいるが、  切れ味がイマイチ  。


そこで、サンドブラストゴムシートカット用の刃を販売してるR社のものを、G社のプロッタに付くように改造!


 




< 写真上、G社のプランジャー    写真下、R社のホルダー (メーカーによって呼び名が違う)>

胴の部分の径が違うので、







R社のホルダーのツバの部分を削り、そこへアルミで作成した部品を接着 ( 加工はプロにお願いした )







はい、こんな感じに。






R社のホルダーがG社の機械に取っ付くように、 の部品を3Dプリンターで作成 。





左 G社社外製30°の刃で切ったもの   無理して切った感がありシート表面が荒れた感じ

右 R社のサンンドブラストゴムシート専用刃で切ったもの   切れ味鋭く切った後が目立たない、



あのー    G社さん、ゴムシート専用刃を復活販売してください 。



今日はなんのオチもなく、マニアックな話でした。




Adobe Illustrator が使えれば、激安でゴムシートが切れちゃうオイラのカッティングシステム、興味のある方はお問い合わせください。

( 説明が面倒なので、ウチに来ていただくと助かります 。   が、 良識的でない方はチョイと、、、 )


  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:52Comments(1)石のはなし

2020年03月11日

ロマンの固まりを目にして

  
  
  
えーっと、

お仲間が茨城県に行く用事があり、一緒にトラックに乗っけてってもらった行き先は、

大きな石材問屋さん。

オイラ、大きな問屋さんはどうでもよくて、 

連れてってもらったところの本命は、 『 稲田石 』 の 丁場  。




広大な石切場は、眩しいほどの真っ白な花崗岩の岩盤 。




< ここは広大な石切場の中のほんの一部でしかない >



これは太古に地下深くでマグマが何十万年、いや、何百万年かけて ゆっくり ゆっくりと冷えて固まり、

更に 何十万年? 何百万年? 何千万年? かけてこの地上にひょっこり現れた 『 稲田石 』

そんなことを考えると、ロマンでしかない。




そう、花崗岩の岩盤も感動したが、





↑ 山の表層の、 ここもロマンだわぁ 

石の風化して行く過程が目に見えてわかるのだ。





石の隙間から水が浸透し、長年の間に風化してまさ土となり、頑張って風化に耐えた子がコアストーン(核岩)で、

この下に稲田石の岩盤があるのだ 。



これ ↓



 

パサパサの花崗岩( 稲田石 )  まさ土になる過程なんだろうなぁ。




稲田石について調べてみた、

笠間市稲田地区を中心に採掘される「稲田石(いなだいし)」は、約6000万年前に地下深くでマグマが固まってできた花崗岩(かこうがん)の一種で、

国会議事堂、最高裁判所、東京駅など、日本を代表する数々の建築物に使われている ・・・
     そうだ 。



6000万年前といえば、恐竜が絶滅してちょいと経ったころで、日本はまだユーラシア大陸の一部だった 。

イザナギプレートが太古のユーラシアプレートに潜り込んで、プレートの重さにつられて大地が窪み、更に大地が引き裂かれて日本海が形成された(と解釈してる)

たぶん、今の四国も同じように、フィリピン海プレートの沈み込みが瀬戸内海を形成した(と解釈してる)

話がズレたが、 

とにかくとてつもなく大昔、遠く離れた地下深くでマグマが固まり、  今こうして山から石が切り出され現代の文明を支えている、




いゃぁ〜   とにかく、  石はロマンの固まりだ〜 !!




  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 19:59Comments(2)石のはなし

2019年05月27日

素敵なお買い物

  
  
最近宿題の日記を怠け放題のヤマグチ、  今月は何にも書いてないや、  


さて、今月は何したかな〜   蕎麦挽いて、 臼も作った、  あとは、、、 アパレル関係を少し( 夏物のオリジナルTシャツ作成 )

なんだかんだ貧乏暇なししてて遊べてなくて、、、




そうだ、少し前に手に入れた良いもの自慢でも。







↑ これ、

何かといえば、「 石の皮 」 そう、コアストーンの表皮が剥がれたもの、

( ゴメン、簡単に説明するのが面倒なので、興味のある方は調べて見てくださいな )

 いい! カッコウ良すぎ !!    オイラ、これを眺めてるだけで、顔はニタニタ   「大地からの贈り物、石はロマンです!」


これは、何かと楽しい話題をオイラに提供してくれる尊敬できる我が子分が ( もはや子分じゃないなか ) 誘ってくれて買いに行ってきたのだ。





こんな素敵なものがどこから採れて、どこに売ってるかは、

 ひ ・ み ・ つ  ♡

  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:24Comments(0)石のはなし

2018年11月08日

トレジャーストーンハンティング




少し前になるが、

最近お知り合いになった石のお師匠さんと、トレジャーストーンハンティングに行ってきて、






2個Get。


やっぱり、村雨石は幻の石だわ。




連れて行っていただいた手前、詳細は書けないので、    ここいらで 。



  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 17:54Comments(0)石のはなし

2018年10月23日

黒曜石なのだが その2


先日の話の続き。

昨日、近所の神社でイベントがあり、

そこで拾いました、ニセモノ黒曜石を 、( 高炉スラグを )






6個も 。




現場で拾ったものと比較、




< 左の大きいのは現場で拾った、たぶん黒曜石だと思われるもの >


う〜ん、、、 どうだろう、 現場で拾ったのは、黒曜石だよなぁ 。。。  ?



自信がないので、誰かに見てもらおうと思う 。

  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 19:17Comments(0)石のはなし

2018年10月14日

黒曜石なのだが

  
  
今日もお宝発見 !

現場の通路の砕石の中から、

  『 黒曜石 』 を  。  









黒曜石といえば 、、、

オイラ小学校6年生の時(だったか?)

日本史の授業で、大昔の人は黒曜石の石器を使ってたんだよー   黒曜石はこんなのだよー  って教科書に載ってて、

えぇ!  オイラ  黒曜石落ちてるところ知ってる !!

それは近所の神社で、早速拾って翌日、担任の吉○先生に見せたところ、

  「 おぉ〜   こ、 これは、  黒曜石だ !  どこで拾ったんだ!! 、」    

その日の夕方から、その神社にはお宝を求めに小学生が押し寄せたのは遠い昔の話で 、



そう、この話にはオチがあり、



最近、( 最近と言っても10年以上前だが ) 近所の神社でその黒曜石を拾った、

久しぶりにお目にかかったその黒曜石は、      なんと、、  黒曜石じゃない    

 『 高炉スラグ 』  じゃん  。







 ↑  ネットでいくら探しても、神社にある黒曜石に似てる高炉スラグの情報(写真)がなくて、、、 それに近いものを、どこかのネット通販さんの写真をチョイと拝借 、神社にあるものは限りなく黒に近い緑色 。  >



いつ聞いた話か、また正しい情報なのかわからないが、 その昔( オイラの中では勝手に戦後すぐぐらいと思ってるが ) 神社の土地を整地するにあたり、○田鉄工所から鋳物の型に使った砂をもらってきたと聞いたような・・・?  

鋳物でスラグができるのか解らないが、とにかく近所の神社の黒曜石は、偽物の人工物だったのだ。






さて、話を戻そう、







お墓の現場で拾ったのは、

う〜ん、、、      なのか自信がなくなってきた  。










そう、今、我が息子小学6年のビッキーがこの石を見て、 「 神社でニセモノを拾ったのか?  」  

Σ(゚Д゚;) ギクッ

息子よ、 なぜ神社のニセモノを知っているんだ  。。。


  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 17:58Comments(0)石のはなし

2018年07月06日

今日のお宝

 

下を向いて歩く男、 石工職人ヤマグチ、

そう、砂利道には何かとお宝が落ちてるもんで、




今日は、お仕事場の ( 墓地の通路 ) ↑   ここに、






やったぁ〜  お宝GETだぜ〜 ♪



お宝は 500円玉ほどの大きさの   瑪瑙  ♡  ( めのう と読む )



こいつは、いつ、どこで、どうやって出来たのだろう?  どうしてここにあるのだろう?  オイラに発見されるに何十万年経っただろう?、

そう考えると、    いゃぁ 、、  石はロマンのかたまりだぁ〜  !!

  

    

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:16Comments(0)石のはなし

2018年05月29日

ジオ仲間になってください

  
  
  
大地の成り立ち ( 石 や 火山 地震 地質 ) 言うなれば 『 ジオ 』 好きなオイラ、

毎週土曜日の夜が待ち遠しい。




< 日本放送協会さん、テレビの写真を撮ってネットに上げてゴメンなさい、受信料を払っているんで大目に見てください。>


タモリさんが日本のどこかをブラブラする番組が大好きで、

毎回地質学的な内容が多く、そしてタモリさんの博学ぶりにはとても感心する。



前から思っていたのだが、タモリさんとオイラは地質学の興味のツボが同じで、 そしてきっと知識レベルも同じぐらいとみた。


タモリさん、 オイラと ジオ仲間 になってください、

オイラとお酒を飲んだら、 「 あの崖の玄武岩 柱状節理は、見てて背中がゾクゾクするね〜 」 なんて  ジオ話で盛り上がり、絶対に楽しいはず、

なのでタモリさん、      連絡お待ちしております 。



  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 18:30Comments(0)石のはなし

2018年05月27日

幻の石のはずだが

  
  
  
昨日、松代町のとあるお宅に用事があり、

駐車場がなくて、近くの道の広い場所に車を駐めてそのお宅に向かうことに 。


オイラ、下を向いて歩く癖があり、

そう、下を向いて歩くのは、砕石や砂利道にお宝があるんじゃないかと、目をギラギラ輝かせているのだが、

そういう時ってのは、お宝との出会いもなく、、、



なのだが、 その日はなんと、 幻の 『 村雨石 』 を  Get !

しかも、2㎝と5cmぐらいのを2つ、

やった〜  




< ウチにて撮影、カメラの性能が悪く、斑点模様がうまく写っていない >



で、向かった先のお宅の玄関の敷石になんと、 『 村雨石 』 が 、





いゃぁ〜  幻のはずの石を3つも発見してしまい、なんだか今月の運を使い果たしてしまったかも 。

そう、その敷石の 『 村雨石 』 は 、 頂けることになったので、今度スコップを持って行こうと思う。




今日は今日で、出会いがあった、

お寺の空き墓地に転がってた石、

凝灰岩だなぁ〜  と思いつつ、    なんと、





仏頭石!! (  球果流紋岩 ?)


あまり見てくれのいい物じゃなかったけど、 ウチに連れて帰ってきた 。






そうだ、閲覧者様にプレゼント、





小さい方。


欲しい方は、ここのサイトの  オーナーへメッセージ よりご応募ください 。  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 20:02Comments(0)石のはなし

2018年04月10日

内緒の話 ♡

  
 
   
内緒の話 ♡   と、 題しながらぜんぜん艶っぽい話じゃぁないので、 あしからず。


見る人が見れば、チョイと怒られちゃうかもしれない話なので、  内緒の話 ってことで 。





デイスクグラインダーっていう、手に持って石や金属を磨いたり、切断したりする工具があって、





最近手に入れたのがこれ↑ 、 新春の初売りで、お店の間違いじゃないのかと思うほどの 超超破格値だったので、思い切って購入 。

充電式のコードレスで、最大出力が 1,270W と、コードの付いたものよりも力があり、回転速度も自在で、負荷がかかると停止するという優れもの、

コードレスということで、現場でチョイと何かを切断する時に役立つと思ったが、工場で普段使いとしても重宝、とにかく良いものを手に入れた   。



そう、今回手に入れたのもそうなのだが、普通に普及してるグラインダーは、刃の直径が4インチ(100mm)用で、安全カバーを被せて使用するものだが、

安全カバーなんてしてたら仕事にならない。( オイラは万が一のことを考え、切断時に刃と直線向きに顔がないように気をつけてる。)

しかもオイラはそこへ、2インチも大きい6インチのダイヤモンドカッター刃(150mm)を付けて使用していて、

なので見る人が見たら怒られちゃうかもしれないので、 ここはひとつ内緒ってことで  。






このダイヤモンドカッター刃は、< 6インチ 150mm >  生ビール中ジョッキ2杯分ほどの値段のもの 。








特殊フランジに取り付けるようボール盤で穴を開けて(皿モミもして)






こんな感じにグラインダーに取り付けて、  いゃぁ〜 それにしても デカイ 刃だなぁ 。







切断の切り込みの深さは50mm弱 、





花崗岩だって、ストレスなく切れる、 ( 石や御用達 旭ダイヤモンド製に比べれば劣るが )


これを使ったら、もう他は使えないほど、使い勝手がいい 。



何度も言うが、   ひとつ内緒で ♡  。


  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 20:58Comments(0)石のはなし

2018年03月01日

珪化木を拾ってきた

 
 
ウチに帰ると玄関にランドセルがひっくり返ってて、小5のビッキーが学校から帰るなり、ウチには入らずに遊びに行った様が目に浮かぶ 。


ビッキーが遊びから帰ってきたので、何処へ行ってたか聞くと、「 〇〇君 ち」  

何して遊んだんだ?     「 とくになにも(してない)、」

いつも何かしら楽しいことをやらかす彼の、今日の遊びの行き先と内容を期待したが、平凡な返答に、ちょいと残念、


だが、

「これ、拾ったんだけど、」   ポケットから出した、白い(輝いて見えた)石は 、





なっ なっ  なんと 、『 木の化石 』  ではないか!!!  

やっぱり我が息子ビッキーは何かしらやらかす人間だ、

なんでも、ウチから北に50mの所にある駐車場の脇にある砕石の中から拾ってきた とのこと、

いゃいや〜   いいなぁ、  こんなお宝を拾うなんて、羨ましいよ。

さすが我が息子、石を見る目がある!  いゃ、オイラ以上に見る目があるかもかもしれない!! これからはビッキー先生とお呼びしなければ 。





たまに息子は変わった石を持って帰ってきて、この前は真っ黒の艶っぽい形の変わった石で、なんかの堆積岩だった、

その前にも持ってきたが、なんだったっけ? この辺では見かけないお顔の石だったが、、、

そんな彼は多少は石に興味があるようだが、変わった石があったら、とにかく石好きのオイラに見せたいらしい 、

ビッキー  サンキュー  。

  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 12:54Comments(0)石のはなし

2017年11月14日

いい石の日




「 今日はいい石の日 だよ 。  」 カミさんが教えてくれた。

は  ?  

あぁ!!   11月14日  11.14  い い い し の日ってことね  。


何かいい石の日にふさわしい、気の利いた事を書かなきゃいけないと思ったのだが、ネタ不足で、、、




最近関心したのがこれ、





サウジアラビアにある、  アル・ナスラの巨石  、   

不思議だ (‐ω‐?) ?







  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 22:17Comments(0)石のはなし

2017年08月27日

河原の石の学習会に

  
  
ジオ ネタ が続きます。



先週、河原で石を拾って学習するイベントに参加、





戸隠の川で石を拾い、その後博物館で学習会。

学芸員の先生から石の種類や成り立ちを教わり、個々人にこの日拾った石や、持参した石を鑑定していたき、とてもためになる学習会でした。


二週間ほど前、山の中のお墓の現場で出所不明の石を拾い、( 明らかにどこからか運び込まれた石 ) とても気になる石だったので持参し、机の上に出しておいたところ、

先生が、「 おぉ、この辺では見かけない顔の石だな、何処で拾ったの? 」 という話になり、割って中身を見て見た。



角閃石だと思われる結晶が目立つので、オイラ的に 斑れい岩 だと思って拾ったのだが、先生の鑑定では 閃緑岩 とのこと。





ウチに帰り、(工場に)

一緒に学習会に参加したお仲間が、拾ったお宝を研磨、



↑ お仲間のFさんです




緑色泥岩? いくらか何かしら変成してる? と思われる石、  

いつ頃堆積した泥が固まったんだろうか?  何処で出来た石なんだろうか?  石はロマンです 。 

白い部分は石英が貫入していて、  そして ところどころに金が入ってる、 やった〜 !!   

いゃ、 どう見ても金のわけがなく、 金色に光るのは黄鉄鉱 。

それにしても、綺麗な緑だなぁ  。




そう、今回オイラの拾ったお宝は、貝の化石、  オイラは化石にはあまり興味がなく、、、   チョイと残念な結果  。





戸隠の化石といえば、ベージュ色の砂岩の中に貝が入っているイメージがあり、

これは黒い色をした石で、玄武岩か安山岩(火山岩)に白いものが付いていると思って拾ったら 化石 だったのだが、

不思議なことに、この黒い石は磁石に取っ付く、  う〜ん なんでだ ?     まぁ いいや。




石は不思議がいっぱい、  石はロマンのカタマリです 。













  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 19:36Comments(0)石のはなし

2017年07月11日

ジオ探検 中央構造線 編

 
 
行ってきました、十年来行ってみたかった 大鹿村 『中央構造線博物館』 へ、  お仲間と共に 。

同じ長野県にある大鹿村だが、ものすごく遠くにある村に思っていたが、意外と近く二時間程で到着。




 

博物館前に、大鹿村で産出された石の標本の展示に大興奮、 入館前に一時間近く外の展示石を楽しむ。



そう、中央構造線について、超簡単に説明しよう、



大昔に日本列島が形成される過程にできた、超巨大断層 である 。






学芸員の先生は不在だったのだが、職員の方が詳しく解説してくださり、中央構造線の成り立ち、この日本列島の生い立ちがだいぶ理解できた。

そして帰るつもりで博物館を後にしたのだが、博物館の目の前に川があり、河川敷に降りてお宝ハンティング、

そのお宝を持って再入館し、職員の方にお宝の(拾った石)の鑑定までしていただいき、あっという間に滞在時間が4時間、      

( 職員さん、 親切にしていただき、ありがとうございました )

帰るにしてもせっかく遠くに来たんだから、帰りは楽しみながら帰ろうってことで、

中央構造線沿いの旧秋葉街道、現在の国道152号線を茅野市までの60kmを北上することに、 ( 国道とは思えない、細くグネグネの悪路続きだった )




大鹿村といえば、山塩が有名、そこで一般の人でも塩水を汲める井戸に行き、



蛇口をひねり、水を口に含むも、   

う〜ん  イマイチ 、  なんとなくショッパイまずい水だなぁ、   海水程の塩分濃度を予想していただけに 、、、  残念 。






そして、北川露頭に寄り、




何年前だったか、パワースポットブーム時、ゼロ磁場で有名になり観光地となった分杭峠を通り過ぎ、






溝口露頭に寄り






ひたすら谷合の道を北上、  そうオイラは今、中央構造線の真上を走っている  ♪ ♫ 






板山露頭に寄り、


諏訪から高速に乗り家路に、      疲れたぁ  。
 




太古からの大地の変動の跡を目の当たりにし、   大地はロマンのかたまりだぁ〜 !!!    ってことで、    

来週はたぶん、 ジオ探検 群馬下仁田 編   でも  。











  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 12:58Comments(0)石のはなし

2017年06月12日

戸隠の地層に触れる



オイラより一回り以上も若いイケメンの石仲間と美人奥様と、行ってきました、

戸隠地質学博物館のイベント  『 地層に触れる 』 に 。


詳細はこちら↓

『 戸隠地質化石博物館の日記 』



梅雨の合間の晴天の青空に、北アルプスを眺めながらのトレッキング、

そして超楽しい学芸員の先生のガイドで、最高に楽しい一日でした。



で、採取したお宝はこちら




貝の化石と  瑪瑙  。


瑪瑙はもっと大きい破片で拾えるのかと思っていたが、 これがやっと、、、 

学芸員の先生は、キレイな大物の瑪瑙をいくつも get 、


石拾いに関してチョイとだけ自信のあるオイラとしては、なんか悔しいなぁ〜   いつかリベンジしたい。









  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 01:48Comments(0)石のはなし

2017年06月10日

タケノコがお宝に

  
  
昨日の話の、途中の話 。



そんなことで採りすぎたダンボール2箱のタケノコ、さすがにウチだけでは食べきれないので、

山からの帰り道に、近いところで何人かの方に引き取っていただいた。

そのひとり、20年近くお付き合いのある、石仲間のおじさんにもタケノコを何本かもらって頂いたところ、



「 これ持っていって、 」





なんと、幻の 村雨石 と ここんところ縁のある 仏頭石  、

オイラ、「 いゃぁ、 こんな良いもの頂いたんじゃ、申し訳ないよ 、 」 遠慮したが、

内心では、  本当に?  本当にもらっていいの??    やったぁ〜 !!



タケノコがお宝に、  なんだか、 わらしべ長者気分の 石工職人ヤマグチ  。






  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 19:00Comments(0)石のはなし