2021年06月29日
最近作ったもの 2 から学んだこと
先日書いた 『 最近作ったもの 2 』

↑ こんなのを作って、 この石に惚れ込んでしまった ♡ って事を書いたのだが、
この石は いつどこで御生まれになり、どんなお方なんだ ? 寝るに寝れずに気になり、

そこで 『 長野県地学図鑑 』 で 調べてみた 。
この本は数年前、年下のイケメンさんから頂いたもので、オイラの地質の教科書の中の1冊 。(昭和55年発行)

ひん岩
安山岩とほぼ同じ成分を持つ半深成岩で斑状組織の岩石である。
斑晶は角せん石、輝石などでまれに石英を含むこともある。
色は一般的には灰緑色である。分布はあまり多くないが、
槍ヶ岳や穂高岳などは節理のの発達したひん岩からできている。
ひん岩はもともとは淡緑色だが、須坂市臥竜公園のひん岩は風化して灰褐色化し、
1mm程度の石英脈が貫入している。


岩脈と岩床
ひん岩は、たい積岩などに貫入しているものが多い。
上の写真は別所層を貫いたひん岩で、泥岩との接触部では泥岩が熱のために硬く変質し、
ひん岩の周辺部は急冷したために細粒となっている。
下は第三世紀の砂質泥岩層中の地層面に平行にはいり込んだ岩床である。

あ! この石だ!!
オイラが睨んだとおり、安山岩の半深成岩で間違いなかった、 学名は 『 ひん岩 』 って言うんだ、
松本市の里山辺の石もひん岩か! 確かに緑色だ!!
今日もひとつ おりこうになった 。
2021年06月16日
最近作ったもの 2
最近作ったもの
小さな五輪塔

松本市の旧四賀村で産出されていた四賀村の地石 。
安山岩 なんだろうけど、 なんか、なんか、目が立ってるから閃緑岩 ではないにしても、、
半深成岩といったところか?
この石 いいわぁ ♡
石に関して、「 超ど変態 」 と言われてる ヤマグチが 久々に心惹かれた、
細目で緑色、 とても とても 綺麗 *・゜゚・*:.。.
しかも程よい硬さで粘りもあり、とても加工しやすい ♪
この石だったら、なんでも作れる自信がある!
2021年06月15日
最近作ったもの 1
最近作ったもの
玉手形灯篭

安曇野の銘石 『 有明石 』 にて、
角持ちが悪い ( 石がもろくて、角が欠けやすい ) が、 オイラは角持ちが悪かろうが良かろうが気にならない、
角持が悪いが、加工しやすい素直な石 。
そう、オイラ、昔々 お墓の加工工場へ修行に行った、
本当は灯篭を作っている親方のところで修行したかったのだが、
大人の事情ってのがあったらしく、仕方なしお墓の加工工場に、
これを作って思った、
オイラ 全然灯篭イケる !
2021年06月06日
たまに営業している 山口石材店 製粉事業部の話でも
自家栽培したお蕎麦を毎年オイラに預けてくれるお客さん、
「 今年は(昨年)9kg獲れた! 」 たくさん持って今年もお越しくださり、
例年では収穫したままの玄蕎麦を(殻のついたままの蕎麦)挽いていたが、
毎年1〜2回しか営業していない、山口石材店 製粉事業部だが、
今年はチョイと頑張った! って話でも 。
お蕎麦屋さんから
『 磨き機 』 玄蕎麦に付着している汚れや、殻についてる硬い部分を取り除く機械 、
『 石貫機 』 収穫した蕎麦に混入してる小石を取り除く機械 、
『 脱皮機 』 蕎麦の殻を剥く機械、 なんでソバ殻が枕の材料に使われるの?
を お借りして、


まずは磨いて、

石貫機にかけたら、

こんなにも石が収穫できた ♪ って、 喜んではいけない 。

で、 脱皮の機械、 半分ぐらいしか脱皮されず、ふるいで剥けたものと剥けてないものを選別して、 また脱皮して 、

やっとさ ここまでに 、
ムキ実 4割 割れた実 5割8分 剥けてない実(玄蕎麦) 2分 ってところか 。
グルグル 〜 グルグル 〜

回ってる石臼をいつまでも眺めてしまうオイラ、
そう、 誰か言ってたっけ、 「 バカは速いものと回るものが大好き 」 だと 。