プロフィール
石工職人ヤマグチ
石工職人ヤマグチ
長野市にて山口石材店を営む石工職人、
なんちゃって彫刻作家として活動。
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

2010年11月07日

手挽きの臼の作成 その2

昨日のつづき、



手引きの石臼は、当然ながら手でグルグル回すので、

その把っ手が必要となる。



材料は近所の100円ショップにて、

24φmmの丸棒と、30×40mmの角材、合わせて210円





丸棒を通す穴は、石材用ボーリング(ボール盤)に、木工用の24φmmのビットを付けて、

このビット、100円ショップで525円、

材料より高くついた。







で、  把っ手は、こんな感じで完成。





それから、臼にも把っ手の加工を施し、

今日の作業はここまで。



地区の文化祭まであと6日、はたして間に合うのだろうか・・・


つづく。  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 18:32Comments(0)石屋のお仕事

2010年11月06日

手挽きの臼の作成 その1

ビッキーの幼稚園で毎年12月、恒例のもちつき大会があり、

オイラもほぼ毎年、手伝いをしているのだが、

 

「大豆を挽いて、きな粉もち もやりたいね、、、」

なんて話を、いつだかしたらしいのだが。。。?


そうしたところ、まさに今、幼稚園の畑では大豆が実り、

なので、大豆を挽く石臼を作らねばならず、

大豆がまだ青い「枝豆」の頃からボチボチ作り始め、

大豆の収穫が近いと聞き、

少し焦って石臼の作成に励む。








大きさは9寸6分(29センチ)園児もグルグルできるように、上臼の厚さ3寸(9センチ)と薄くしてみた。




大豆は油分が多く、目がつまりやすいらしく、

蕎麦用の副溝より太く溝を刻まなければいけないのかな?




その前に、ウチの地区の文化祭があるので、

そこで石臼をグルグル回して、多くの皆様に遊んでもらおうと考えている。



じつは、

手挽きの臼は始めてつくるのであるが、

上手く挽けるか楽しみでもあり、不安でもある、今日の石工職人ヤマグチ



たぶん つづく。
  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 18:21Comments(2)石屋のお仕事

2010年11月04日

何さん??



「 痛て~ょ~  離してくれ~  (>_<。。) 」





今日の本題、





ウチから遠い霊園のお石塔、

何家って読む??



写真を撮り、ウチの者に聞くも、

皆 低学歴、

当然解らず、



そこで、Windows IMEパッド の手書きにて調べたところ、

桒「ソウ」と読む、

なので、「ソウバラケ」なのか??



よく解らず、スッキリしないが、


ここいらで。  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:39Comments(2)石屋のお仕事

2010年11月04日

石臼の怪我 その2

今日は、製粉工場の作業員さんに高い所から落とされ、

大怪我をおってしまった石臼の施術の日、




石臼の天場から石を摘出し、怪我の部分に移植しようと考えたのだが、

安曇野市の石材問屋に、安原石の端材をもらう、

人間であれば、臓器移植と言ったところだろうか。






赤線部分の切除は、





オフカットにて切り込みを入れ、








そしてボーリングにて、均一の深さに穴あけ、








ダイヤモンドカッターにて、粗取り、ダイヤモンドカップにて、平らに仕上げる、








ダイヤモンドカップでは取りきれない隅を、エアーハンマーにて加工、





もらった石を、切除した部分に合わせ切削、

< 写真撮り忘れ >





エポキシ接着剤にて切削した石を接着、








目地はセメントにて、(樹脂系接着剤より、セメントのほうが人体に無害なので)








セメントは、水分が乾燥して硬化するのではなく、

水との科学反応にて硬化する、

なので、水分が蒸発しないように、ティッシュ、布にて養生、

そして毎朝晩、水を補給して、、、

一週間も置けばいいかな?




今日の作業はここまで。





  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 00:03Comments(0)石臼のはなし