2011年02月15日
企業の倫理って??
<今朝のビッキーはソリ登園>
上の写真はこれから書くこととは無関係、
さて、
石工職人ヤマグチ、自他共に認める「商売下手」である。
石材業を営んでいるのに「商売下手」なんて言ってしまえば、経営者としては失格なのだろうが・・・
今日は県外の石材問屋さんから聞いた、オイラの常識では考えられない話。
- この話の登場人物 -
①墓石ブローカー
②おじいさん
③地元の既存の石屋さん(おじいさんとは親戚関係)
とある県の田舎町のはなし、
大手の墓石ブローカーの営業マン、お悔やみ営業活動をおこなう、
説明しよう、お悔やみ営業とは、
亡くなった方のウチを訪ね、「お墓はいりませんか?」と、お墓の押売りをする営業活動。
その営業マンは、当然お墓を押売りすることが目的だが、
その地域のお宅の情報収集も目的の一つであり、
「あのウチはお墓がない」なんて聞けば、お墓のないウチに、熱心に営業活動を行うのである。
ここまでの話は、日本全国の墓石ブローカーが行っている営業活動なのだが、
(石工職人ヤマグチ、亡くなられたウチに営業は無理だぁ〜。)
こらからは信じられない話、(作り話かもしれない)
その営業マン、とあるウチから、
「隣のおじいさん今入院しているんだけど、自分が亡くなる前に、自分の入るところを用意しておきたいと言っていた」
との情報を入手、
営業マンはおじいさんの入院している病院を熱心に訪ね、お墓の契約をしたとのこと。
そして、そのおじいさんは間もなく遠いところへ、、、
ここで登場、地元の既存の石屋さん。
既存の石屋さんは、亡くなられたおじいさんとは親戚関係、
葬式が終わり、ご家族が落ち着いた頃に、「そろそろお墓でも・・・」なんて話を持ちかけたのだが、
既存の石屋さんは、心の中で「ぎゃふん」と言ったに違いない、
それはそうだ、
親戚関係なのに、墓石ブローカーに仕事を頼んだことに、
(世知がない世の中だなぁ)
そして、病院にまで押し掛けて、熱心に営業する図々しい墓石ブローカーに、
(常識では考えられない営業活動だよなぁ)
この話を聞たオイラも、チョイと「ぎゃふん」だった。
そこまでして営業するかい?? その企業には倫理がないのか?? と思うも、
おじいさんからしてみれば、「自分の入るところを用意して」 の目的が達成できたので、満足したに違いないが。。。
う〜ん・・・
常識や倫理観は人それぞれ違うだろうし、、、
わからん、
ここいらで。