2021年02月03日
御影石で作ってみた その2
石臼を上手に作れる石工職人ヤマグチです !
( 自惚れ野郎ヤマグチです )
前回の話はこちら 御影石で作ってみた
年をまたぎ、
石臼の機械を作ってくださった方に、角フランジの形状と、下臼に入る樹脂製の軸受けを小さく加工し直してもらい、
これで石臼と機械のマッチングは何も言うことないぐらいに グレートマッチング したので、
再度すり合わせを施し、
擦り合わさった部分をタタキ(手斧)で叩き、
それから、それはもう今までにないぐらいに溝の深さを整え、 (長い副溝は深く、短い副溝は浅く)

さて、試挽き!

石臼がゴロゴロ泣いてる、 どういう状態で泣くのか解っていないが、良い状態ではないことは確か、
オイラ、お粉屋さんでもお蕎麦屋さんでもなく、石臼を上手に作るだけの 自惚れ野郎ヤマグチなので、
粉のことをなにか言える立場ではないが、 粉の状態を言葉で表わすことって難しいのだが、
微粉の中に角が立ってる粒子が混ざってるような、 感じで 。
それは安山岩じゃなくて御影石だからなのか??
う〜ん 、 とにかく石臼って解らないことだらけだわ 。
さてと、
その試挽きをした粉をお蕎麦やさんに見てもらうと、「 いいんじゃない 。 」 とのことで、
石臼と機械がお蕎麦やさんに嫁ぐことに。

嫁いで一週間、
お蕎麦屋さんから 「試食に来てください!」 お誘いいただきまして、

美味しい〜 ♪
臼はといえば 、


おぉ〜 ゴロゴロ泣かず、脈流もなく、粉も臼から満遍なく均等に落ちて、 『 これぞ石臼のお手本 』 と言える程、自画自賛、 いい感じに挽けてる ♡
お粉を触ってみると、試挽きの時の角のある感じは無くなった (ように感じる)
お蕎麦やさん曰く、 「 石に熱が持つ 」 とのことだが、その辺りはまた追々検証したいと思う。
そう、 この御影石の石臼を作成しつつ、安山岩( 戸隠のサイマタ石 ) も加工してて、

現在こんなお姿、
そのうちにお蕎麦屋さんと共に、御影石と安山岩とでお粉の違いを検証したいと思ってて、
今のオイラはお粉屋さんの世界に足を踏み入れてしまう ギリギリ な状態 。
きっと、
来年には畑で蕎麦を栽培し、
再来年には蕎麦を打って、
3年後には山口石材店において、お蕎麦屋がオープンするかも。
蕎麦職人ヤマグチ かぁ、、 うん、 絶対ありえないわ 。
そう、お蕎麦屋さんに貸し出していた 『 石臼製粉機 ヤマグチ1号 』 が、約1年半ぶりに帰って来た 。
山口石材店 製粉事業部では、ソバの少量製粉承ります。
( 遊びなのであくまでも少量で! )
