プロフィール
石工職人ヤマグチ
石工職人ヤマグチ
長野市にて山口石材店を営む石工職人、
なんちゃって彫刻作家として活動。
オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
インフォメーション
長野県・信州ブログコミュニティサイトナガブロ
ログイン

ホームページ制作 長野市 松本市-Web8

2019年04月28日

野石を割った

  
  
  
一ヶ月ほど前だったか、子分の所に顔を出し、

(若くて石屋歴が短いので勝手にオラの中で子分にしてる、勝手に子分にされたことは彼は知らない)

その彼から 「 7尺×4尺×4尺の野石を割りたいんだけどどうしたらいい? 」と相談された。

なになに、そんなデッカイの割るなんて、そんな面白い遊びは他にない、オイラにもその石を割らせろってことで、彼の所を後に。


お墓を扱かう石屋はなんちゃって石屋で、石の厚み1尺〜1尺5寸を割るのがいいとこで、ホームセンターでも売ってるような矢しか持ってなくて、巨石を割るにはどうしたらいいもんか、、、


その後お世話になっている先生の所に打ち合わせに行き、

そこで先生に、「 7尺×4尺×4尺の野石を割りたいんだけど、どうしたらいいですか?」 今度はオイラが先生に相談すると、

なんと、バケモノのように長いセリ矢を貸してくれることになり、しかもご指導までしていただけることとなり、

で、 今日石を割って遊んできた。



先生のウチから5分ほどの所の、







↑ これ 、 工事の現場から出た巨石 


バケモノのように長いセリ矢を効かすため、これまたロングザイズのビットで穴あけ。





↑ 穴あけをしてるオイラ、 なんか、石屋って感じがする 。

この石は花崗岩 (御影石) 風化してるのか? 粘りがなく、パサパサしてるので穴あけが容易い 。






穴あけ後、石頭(ハンマー)で矢を叩くと、 キン キン ♪ 鉄琴の様な音を奏で、叩く程に音程が高くなり矢が効いてくる、

全ての矢が均一に効くように音を聞きながら叩き込むと、






ミシ ミシ ミシ ( 石が割れる音を表現してます )  なんとも言えないたまらない音、  快感 ♡










そう、  クレーンで釣るために割ったのだが、だがだが、クレーンで釣り上げるのも一苦労でどうにか、



いゃぁ〜   楽しかった 〜
  
  
  











かたわれに   なにをおもふか   わがこぶん 


ヤマグチ 心の俳句 



  

    

Posted by 石工職人ヤマグチ at 21:03Comments(0)石屋のお仕事