2018年02月04日
硬い小さなものの切断
オイラ、お墓を作ることを生業としてるのだが、
自分でも何屋さんだかよくわからない程、いろんなお仕事をさせていただいてて、毎日飽きずに楽しんでる。
今日は、腕時計のバンドのコマを切ってくれとの依頼で、

通常の金属のものなら専用道具で外すことができるらしいが、このセラミックの物は外すことができないために切断しか方法がないとのこと。
ええ? こんな小さいものを切るとなると、、、ハンドグラインダーを手に持ってってのは無理なので、

グラインダーを台に固定、
刃は、ダイヤモンドカッターなのだが、石屋ではあまり使うことのない、薄手のタイル用? のカッターを装着し、
回転時に刃がブレないように青砥でドレッシングを施し、
ペンチでバンドを挟んで、いざ切断、
えぇ〜 なにこれ、 固すぎる、 火花が出る!!
セラミックって、ケイ素が主成分で柔らかいイメージがあったが、硬くて火花もでるので金属が多く入ってるのか??
あっ、でも、岩石の『 チャート 』(ケイ素の殻を持つプランクトンの死骸が堆積して出来た石英質の石)だって硬くて火花でるなぁ。
それでも慎重に時間をかけてどうにか、

切断成功!!
硬いものの切断は石屋が得意だろうと思われるのは間違いないが、 こんな小さいものの切断は、、、 チョイと 怖いです。