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長野市にて山口石材店を営む石工職人、
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2012年11月18日

ダイヤモンドブレードについて

石を切削するには、ダイヤモンドブレードを切削機械に取り付け、

水を出しながらブレードを回転させて石を切るのだが、


最近では石臼を老舗製粉機メーカーに納めるため、切削機の稼働が多く、

当然のことながらダイヤモンドブレードも摩耗するわけで、、、

しかも、臼用の軟らかい安山岩は、とてつもなく、予想以上、ハンパなくダイヤモンドが摩耗し、

かといって、 『 消耗品が激しく減るので 石臼の値段上げてよ 』 なんて、製粉機メーカーさんに気軽に頼める訳もなく、、、


そこで貧乏石材店のオイラに、たいへん役にたつのが 『 ネットオークション 』


ダイヤモンドブレードについて

  ↑ 数万円 (4万円以上かな? 刃の厚みによっては12万円)するダイヤモンドブレードを、3500円で入手したが、

直径が18cm 刃の厚みが5㎜  普段使ったことのないサイズなので、石が切れるか心配もあり、



ダイヤモンドブレードについて

しかも、切削機(オフカット)の回転軸より穴が大きく、   さて、どうしたものか、、、



老舗製粉機メーカーさんが暇な時に、フランジを旋盤で引いてもらって、取り付けるかなぁ。


たぶん つづく。







マメ知識

石材を切るダイヤモンドブレードは、硬い花崗岩を切る用にできていて、

軟らかい安山岩を切ると、硬い花崗岩を切る何倍も刃の消耗が激しいのだ。








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Posted by 石工職人ヤマグチ at 22:40│Comments(2)石屋のお仕事
この記事へのコメント
石の事は良く判らないけど、金属的には硬い-柔らかいのほかに、粘る-脆い、溶着する-しない、加工歪が出易い-出難いなど、色々あります。

硬い物用の砥石は刃(砥粒)は硬く鋭いがボンドの結合度が低い為、粘っこいやつには弱くすぐ減ってしまいます。(砥石の自生作用が早すぎる)

石にもそういう事ってあるんじゃ無いですかねぇ~?

なので、結合度の高い(ダイヤを固めてるボンドが硬い)のヤツを選ぶと良いかもです。

逆に固い材料にやつに、結合度の高いやつを使うと、刃が磨耗してもボンドが硬い為にこぼれずにいつまでも切れない刃で加工する事になるので、焼けてしまいます。

石に当てはまるのか良く判りませんが、参考に・・・
Posted by コスプレライダー at 2012年11月19日 01:50
石材用にもいろんな種類のボンドがあるのだが。

切れと持ち どちらも優れているモノって  ムズカシク、、、

最近では、メーカーもボンドの種類を減らして、硬い、普通、軟らかい  の3種類ぐらいしかないかな?

ウチのオフカットに使用してるものは、昔メーカーでフツーに作っていて、

オイラの中では、切れと持ちのどちらも優れているモノなのだが、

現在、カタログになく、特注で配合して作ってもらっている、

ちなみ1枚片手と両手の真ん中よりチョイと高い値段。


臼は安山岩なので、どんな配合のボンドでも切削できると思うし、

安く見つけた刃なので、減りは気にしな~い。
Posted by 石工職人ヤマグチ石工職人ヤマグチ at 2012年11月19日 10:47
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