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石工職人ヤマグチ
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長野市にて山口石材店を営む石工職人、
なんちゃって彫刻作家として活動。
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2016年03月06日

パチモン

 
『パチモン とは』


パチモンとは「パチモノ」が音的に崩れた言葉で、パチモノ同様に偽物を意味する。

主にバッグや財布、時計など高級ブランド品の偽物をさすが、他にもオマケ付き菓子、トレカ、ゲーム機やゲームソフトなど様々な偽物商品をパチモンという。
パチモンは正規品よりも安価だが粗悪品が多い。

しかし、その安さからパチモンとわかって購入する人、また安価という理由でなく、パチモンをひとつのジャンルやブランドとして収集する人もいる(コレクションとしてはキャラクターグッズのパチモンに多い)。



そう、パチモン大好きなオイラ、今回購入したものは、  これ ↓





左 正規品     右 パチモン

正規のモノだと8000円弱だが、ネット通販でパチモンが1980円!!(送料手数料別)

何のパチモンか、  

石の字彫り作業に欠かせない、ゴムシートをカッティングするために昨年導入したオイラ自慢の ♪  『 カッティング プロッタ 』 の 、

ゴムをカットする刃物のホルダー  なのだ。


これを見ても違いがわかる通り、円柱の笠の部分の厚みがパチモンは正規品の倍あり、オイラの機械には取り付けができず、、、、、、、


そう、オイラのカッティングプロッターはミマキ製、ミマキ本社に石材用サンドブラストシートを切る刃とフォルダを頼むと、Roland DG社製 の刃とフォルダーがやってくる。 ( さすがにRoland DG社製の名は消して、ミマキの自社ブランドの名前に変えてるが)

なのでこのパチモンは、笠の部分が厚くてもRoland DG社製の機械なら問題なく取り付くのだが、オイラの機械には付かない、


なので、バラして笠の部分を削ることに。



正規品はバラしていないが、パチモンは明らかに純正規品とはまったく違う構造、

何と言っても精度が悪過ぎ、  マイクロベアリンングなんか、取り付けでガタが出てるわぁ 。






笠の部分を半分まで削り、再度組み付けてゴムシートを試し切りをするも、


全然ダメだぁ〜  ゴムの切り口が汚い、それは多分ベアリング精度が悪いから?


他には、    ゴムを切るに、刃が下がるのだが、刃がゴムに食いついたまま移動してしまうので上手くない、 (説明できない)

原因として、刃とフォルダの結合は、強力なネオジム磁石を使っているが、このパチモンは磁力が弱くてこのようになってしまう。


しまいには、   0.65mmのゴムを切るために、刃をフォルダーから0.65mm+α出してるのだが、

少し長いこと試し切りをしたら、なんとホルダより2mm近くも刃が飛び出ており、

1本5000円からする高価な刃を一発でダメにしてしまい、        いやぁ〜  結果的に高い買い物しちまったなぁ。。。


パチモン大好きのヤマグチ、  失敗しちまった一品っていう、どうでもいい話でした。






















  

Posted by 石工職人ヤマグチ at 23:27Comments(0)石屋のお仕事