御影石で作ってみた その2

石工職人ヤマグチ

2021年02月03日 17:46



石臼を上手に作れる石工職人ヤマグチです !

( 自惚れ野郎ヤマグチです )



前回の話はこちら 御影石で作ってみた



年をまたぎ、

石臼の機械を作ってくださった方に、角フランジの形状と、下臼に入る樹脂製の軸受けを小さく加工し直してもらい、

これで石臼と機械のマッチングは何も言うことないぐらいに グレートマッチング したので、


再度すり合わせを施し、

擦り合わさった部分をタタキ(手斧)で叩き、

それから、それはもう今までにないぐらいに溝の深さを整え、 (長い副溝は深く、短い副溝は浅く)





さて、試挽き!






石臼がゴロゴロ泣いてる、  どういう状態で泣くのか解っていないが、良い状態ではないことは確か、

オイラ、お粉屋さんでもお蕎麦屋さんでもなく、石臼を上手に作るだけの 自惚れ野郎ヤマグチなので、

粉のことをなにか言える立場ではないが、  粉の状態を言葉で表わすことって難しいのだが、

微粉の中に角が立ってる粒子が混ざってるような、 感じで  。


それは安山岩じゃなくて御影石だからなのか??

う〜ん 、  とにかく石臼って解らないことだらけだわ 。



さてと、

その試挽きをした粉をお蕎麦やさんに見てもらうと、「 いいんじゃない 。 」 とのことで、

石臼と機械がお蕎麦やさんに嫁ぐことに。





嫁いで一週間、

お蕎麦屋さんから 「試食に来てください!」 お誘いいただきまして、





美味しい〜 ♪


臼はといえば 、








おぉ〜  ゴロゴロ泣かず、脈流もなく、粉も臼から満遍なく均等に落ちて、 『 これぞ石臼のお手本 』 と言える程、自画自賛、    いい感じに挽けてる ♡


お粉を触ってみると、試挽きの時の角のある感じは無くなった (ように感じる)

お蕎麦やさん曰く、 「 石に熱が持つ 」 とのことだが、その辺りはまた追々検証したいと思う。



そう、 この御影石の石臼を作成しつつ、安山岩( 戸隠のサイマタ石 ) も加工してて、





現在こんなお姿、 



そのうちにお蕎麦屋さんと共に、御影石と安山岩とでお粉の違いを検証したいと思ってて、

今のオイラはお粉屋さんの世界に足を踏み入れてしまう ギリギリ な状態 。


きっと、

来年には畑で蕎麦を栽培し、

再来年には蕎麦を打って、

3年後には山口石材店において、お蕎麦屋がオープンするかも。


蕎麦職人ヤマグチ かぁ、、     うん、  絶対ありえないわ 。






そう、お蕎麦屋さんに貸し出していた 『 石臼製粉機 ヤマグチ1号 』 が、約1年半ぶりに帰って来た 。

山口石材店 製粉事業部では、ソバの少量製粉承ります。

( 遊びなのであくまでも少量で! )




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