クローラークレーンの修理

石工職人ヤマグチ

2019年12月18日 19:17

  
  



↑ クローラークレーン っていう、石を吊る機械 。

重たい石を文句ひとつ言わずに吊ってくれる、オイラの現場の相棒 、

たまにエボをつって言うことを聞いてくれない相棒を、何年か前にかまってやったのだが、



その様子はこちら 



ひまつぶし その1  <なぜか日記が消えてる>

ひまつぶし その2  <なぜか日記が消えてる>

ひまつぶし その3

ひまつぶし その4

ひまつぶし その5

ひまつぶし その後



その後、ネットオークションでこのクレーンと同じリモコンを落札して、中の基盤を移植して、一応 機嫌が良くなった  かと思いきや、    

どうしたものか機嫌よく働いた翌日、 くたびれた〜 ってなる ずくのない( やる気のない )子で 、

( リモコンの電源が稀に落ちてしまう、リモコンと受信機には異常がなく誤作動も無く、電源が落ちたからといって作業にはなんら危険はない、リモコンの電源を入れ直すとなんともなく使える  )


なので一日働いたらお家に帰って、ご飯をたらふく食べさせてやり、ご機嫌取りをしてやらないといけなくて 、

( バッテリーを外して持ち帰り、家で充電して という意味です )

そうやって、ご機嫌を取りながら働いてくださっているのだが、  さすがに面倒だ、

さて、 いい加減 直さんじゃ 。


そう、原因は目処が付いている、単に電圧が上がらず、油圧の電磁弁を動かす電力が不足しているってとこ、

それは、エンジンの中にあるジェネレータ(発電機)、もしくはレギュレーターに不具合がある  と思われる。




配線図をもとに、エンジンのジェネレーター(発電機)から出ている線にテスターを当てると、 AC 40V 以上出ていて、

< 写真撮り忘れ >

なので、ジェネレーターの故障ではなさそうだ。


じゃぁ、レギュレーター の不具合だろうってことで、クレーンに付いているのと同じレギュレーターをネットで探すも、  情報が無く、、、

クレーンのエンジンは川崎重工製なので、カワサキのバイクに使ってるものでも問題ないだろうという、根拠のない自信から、

今付いてる物とほぼ同サイズのを ポチッとな !

( カワサキ純正だと、1万2千円程だが、 互換品の(パチモノ)2500円のものを買った )





↑ 交換前のレギュレーター


交換前のエンジン停止状態で、



DC 12.46V




エンジンをかけた状態で、




DC 12.24V  

エンジンをかけた時の方が電圧が下がるなんて、  ありえん 。






↑ 密林さんでポチった 2500円のレギュレーター

このクレーンの配線図とネットの情報をもとに、配線を間違えないよう慎重に、

( バイク好きな方のブログを参考にしました、マニアックな事柄をを丁寧に解説してくださっていて、 感謝です )

エンジンもレギュレーターもカワサキ同士だから、幸いにもカプラーの配線は変えなくてもよさそうだ。


そう、 レギュレーターについて、オイラの言葉で説明しよう!

レギュレーターとは、エンジンのグルグル回る動力を利用して発電される交流電流を、直流電流に変え、さらに電圧も制御する機器 。




交換後、

エンジンかけた状態で




DC 12.8V



エンジンの回転を上げると、




13Vオーバー

もう少しだけ電圧が上がってもいいと思うが、  こんなもんなのか?





常に電圧が見れるように、



こんなの( 電圧計 )もポチってみた、

届いたら早速取り付けたいが、中国からの発送なので届くに一ヶ月はかかるだろう 。




実際に現場作業しないとわからないが、相棒のクレーン、ずくのある ( やる気のある ) いい子に生まれ変わったに違いない 。










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