ひまつぶし その後

石工職人ヤマグチ

2014年04月13日 19:38

正月明けからかまっている、どうにも手に負えないクローラークレーン、






↑ こいつには、リモコンがついていて、機械の操作レーバーで操作しなくとも、

石を片手に添えながらリモコンで遠隔操作できるので、大変重宝しているのだが、

そのリモコンが数年前から調子が悪く、途中で電源が落ち、使えなくなってしまい、、、



テスターでバッテリーの電圧を測ると、12V以下、

なので電圧が足りず、リモコンが効かなくなり、その原因はエンジンのジェネレーターが壊れていると思い込んでいたのだが、

年次点検時に見てもらうと、なんとヒューズ切れ、いとも簡単に解決した、

と、喜んで入られず、、、  状況は変わらず。。。


<ここまでは以前書いた内容>







さて、今日は配線図をもとに、すべての配線を片っ端から追ってみた。




なんと驚き、

 

配線図に書いてあり、


 


ここに付いていなくてはいけない、DC12V→DC24V 昇圧コンバーターがない?!


このクレーンは、トラッククレーンの流用であり、トラックは24V電源なので、

配線図上12Vから24Vに昇圧して、クレーンのバルブへ入っているのは理解できるが、、、



ちなみにこの配線図は、こいつの後期モデルのものなので、前期型のこいつは12Vで動く機械に違いない、と 信じるほかなく、、、



バルブに入る電圧を測定すると、13V強、途中で漏電はしていないようで、

となると、原因は、コンピューター(リモコンの受信機)か、リモコン本体に違いない!




そう、

リモコン操作をしていて、極たまに、クレーンのブームがわずかに縮む事があり、

その原因を考えると、リモコン内のポテンショメーターのニュートラル位置がずれている??






そこでリモコンをバラしてみるも、ポテンショメーターのニュートラルを合わせる余地もなく、、、







 左 ブームの伸縮    右 アクセル  の ポテンショメーター。


さて、

 右  アクセルのポテンショメーターは、ニュートラル位置は関係ないので、

 左  伸縮のポテンショメーターと入れ替えることに。





石工職人のオイラ、半田ごて片手に今日も楽しく遊ばせてもらっています。

(=^▽^=)






 




試運転を1時間ほど、  電源が落ちることも、稀に起きる誤作動もなく、今度こそ修理成功!! 


(嬉〃∀〃)ゞ☆:・゚.*    


            かぁ ?



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