2018年09月08日
お会いしてみたかった方に会えた 。
どのぐらい前だったか、土曜日に発行してる地域の新聞に、 現在において唯一、地元の幻の銘石 『 村雨石 』 で 硯(スズリ)を作る方が載ってて、
石マニアのオイラ、村雨石は何個か持ってて、
そのうちに何かしらのご縁でその方とお会い出来たらいいなぁ〜 と、思っていたところ、
知人を通じてお会いすることができた。
( とても 感じのいいお方でした )
そのお方の村雨石の固まりを、スズリの厚さ3〜4cmに切断してくれとのことで、オイラ、幻の石を緊張しながら切ってみた。
( そのお方は、今までにいろんな石屋さんに切ってもらったようですが、面倒臭がられたようです。
確かにサイズも小さくて座りが悪く、切りづらい石で大変だった )
う〜ん、、、 ムズカシイ石だ、 サシ(キズ) が多く、切ってるそばから石がボロボロに 、
< こんな感じキズが多い >
外ツラがいい感じ斑点模様が入っていても、
切ったら 斑点模様が 無い 、 うゎ、 残念だ 、 人でもそんな人いるなぁ 。
そう、オイラ、村雨石は皆神山の噴火時にそのマグマが周辺の泥岩を熱変性させて出来た石だと思っていたんだけど、
それよか全然古い時代、海底での火山活動で泥岩や石灰岩がゴチャゴチャ巻き込み、熱変性で出来たのが 『 村雨石 』 なんだということを教えていただき、
なので村雨石の剥離面が白いのは、
↑ 石灰岩の成分である らしい 。
そうそう、
この石は、どちらかの機関を通じ、村雨石が採れる山の地権者に許可を得て採っているとのことで、
そんなことで、オイラが手に入れたくても無理らしく、、、
もし石を採りにいく折には、オイラも同行させてください、
重い石を運ぶのはキライですが、 頑張りますので !
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Posted by 石工職人ヤマグチ at 19:05│Comments(0)
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